「月経血コントロールをしていたことがきっかけでおむつなし育児をしりました。子どもを動物的、本能的な感じで育てたいと思っています」




生理不順をなおしたくて結婚前から月経血コントロールをしていた、それがきかっけでおむつなし育児や布おむつのことを知ったという天然水さん。月経血コントロールがきっかけで動物的なことに興味がわいて、今は現代のモノや育児にとらわれない、昔ながらの自然な生活や育児を目指しているということです。『動物的な感じで育てる』ということをたいせつにしており、おっぱいの卒業も子どもにまかせているそう。さすがにずっとは無理だけど、自分に余裕があるときは家の中ですっぽんぽんにして過ごさせているそうです。

紙おむつと布おむつの使用は3:1くらい。「ゆるゆるとやっているから続けられているんです」と話す天然水さんはまったく気負いがなく、おおらかな雰囲気で、そのせいかイチローくんもとてものびのびと育っている様子を感じました。

月経血コントロールについては本で読んだことはあったけど、実践しているという話を聞くのは初めてでした。本で読んだ時「そんなことできるの??」と半信半疑でしたが、天然水さんのお話を聞いて、ぜひ私もやってみたい!と思ったインタビュアーでした。

Q.布おむつ、おむつなし育児を知ったきっかけは何ですか。

自分が月経のときに布ナプキンを使用しており、月経血コントロールも実践しています。そこから布おむつ、おむつなし育児につながっているんです。

月経血コントロールは西山由紀さんのお話や三砂ちづるさんの本を参考にして始めました。お二人はおむつなし育児の本も書いていらっしゃるのでそれでおむつなし育児のことを知りました。おむつなし育児をするならおむつは布おむつの方がいいので布おむつも使っています。


あと、妊娠中に布の方がおむつはずれが早いと聞いて・・・子どものためというより、おむつはずれが早いと私がラクだろうって下心ありありで布おむつを準備していました(笑)

Q.月経血コントロールとはなんですか。

月経のときに、尿や便をまとめてトイレで出すのと同じような感じで、自分で意識して、経血を垂れ流しではなくある程度溜めてから出すんです。

以前は生理不順で月経周期も30〜50日とバラバラでした。PMSも生理痛もひどく、月経というものが憂鬱でした。結婚前に出産のことを意識し、この月経に対する憂鬱感をどうにかしたいと思っていろいろと調べていくうちに『月経血コントロール』を知りました。

月経血コントロールをはじめる以前は紙ナプキンを使っていましたが、紙ナプキンだと経血が溜まったら捨てて、新しいのをつけて溜まったらまた捨てる。その繰り返しの作業をするだけの月経期間で、自分の身体から経血が出ているという感触というか実感がない。そこでナプキンを布ナプキンにして、月経血コントロールも始めました。

このおかげで、自分の身体に関する意識がすごく変わったと思います。自分の身体を意識することはすごく大事だと思っています。

Q.「自分の身体を意識する」とは。

例えば、月経の時は「私は今、生理で身体のリセットをする期間なんだ」と自分の身体、特に子宮を意識します。

トロトロと経血が出るのを見ていると、今自分は女性として大事な時間を過ごしているな、と実感できます。1ヶ月を振り返って、また次の1ヶ月はさらに素敵な女性として過ごしたいと思えるんです。ちなみに月経血コントロールは昔の人はみんな当たり前にしていたそうです。

 

Q.月経血コントロールをはじめて月経はどうなりましたか。

それまで生理不順だったのが、30日周期でくるようになり、周期が整ってきた頃にこの子を授かりました

まだ授乳中のためまだ月経は来ていませんが、妊娠前は7割くらいはナプキンを汚すことなくトイレで経血を出せるようになっていました。PMSもほとんどなくなり、月経に関する憂鬱がなくなりました。むしろ、自分の身体をリセットできる月経が来るのが楽しみになっていたくらいです。

 

Q.なるほど、そんなことができるんですね。

できるようになりました。月経血コントロールを知り実践したのがきっかけで動物的本能的なことに興味がわいて、今は現代のモノや育児方法にとらわれない、昔ながらの自然な生活や育児を目指しています。

今もおっぱいをあげていて、1日5回くらい飲んでいます。まわりには2歳前後であげている子はもうほとんどいないのですが、私は本人が必要しているのならあげよう、という考えで。布おむつやおむつなし育児も私が目指す自然な育児のひとつです。

なかなか現実は理想通りにいきませんが、将来は身体を意識するためにも着物で暮らしたいと思ってるんです。

Q.布おむつをはじめるにあたって最初に購入した布おむつについて教えて下さい。

輪おむつを20枚、新生児サイズのカバー4枚です。カバーは今では私の趣味でかわいい女の子ものを選んでちょこちょこ買い集めてます。

「かわいいおむつカバーは私の趣味です(笑)」

男の子でもズボンをはけば見えないし。カバーを集めると紙おむつより高くつきますが、その代わり服はバザーで20円とかのものを買うなどしてそこで帳尻を合わせています。

成形おむつをバザーで安く手に入れ使ってみたら、ベランダのめちゃ狭い我が家でも洗濯がしやすくなったことも布おむつ生活を続けられた理由のひとつです。

Q.現在使っているおむつについて教えてください。

紙おむつ、トレパン、成形おむつ、輪おむつ、布パンツ、股われズボン、下半身すっぽんぽんの時もあるし、パンツなしでズボンだけ、レッグウォーマーのときもあるし、いろいろと試行錯誤中です。

と言ってもパンツやすっぽんぽんは、お風呂に入る前の1時間だけとかです。とにかくかなりゆるゆるな布おむつ・おむつなし生活なんです。  一度紙おむつを使うと2〜3時間はそのままです。お出かけはたいてい紙おむつを使っています。日によっては一日中紙おむつのときも多いし、私の気分や体調、テンションに合わせ紙おむつと布おむつを使い分けています。

 

Q.すっぽんぽんのときもあるんですね!

暖かい家の中では下半身すっぽんぽんでいさせることもあります。動物的本能的な感じで育てるというのを自分の中で大切にしたいと思っていて。動物っておむつすらしないじゃないですか。

おしっこをしたら、拭けばいいので。布おむつにするのも、濡れた床を拭くのも洗濯量は一緒だし。わかっているのかいないのか、なぜか座布団などは避け、フリーリングでしてくれるので拭くのも楽なんです。すっぽんぽんにするのも自分に余裕があるときだけ、1日に1時間とか、1回おしっこをしたらすぐ布おむつをはかせるとかいう感じでゆるーくやっています。裸育児は情緒の発達にもいいそうです。

今は真冬でさすがに寒いので、しょっちゅう身体を触ってあげてます。乾布摩擦みたいな感じで。すっぽんぽんだと、子どもの体温とか様子が気になるのでしょっちゅう親子でべったりになってます。これも子どもにとってはいいんじゃないかなぁと思ってます。

 

Q.おむつなし育児はいつからはじめたのですか。

はじめておまるに座らせたのは8ヶ月くらいの時です。いきなりおまるで出たのでびっくりしました。その頃は外出から帰ったとき、ねんねから起きた時などにおまるにのせるかトイレに捧げると出ることが多く、1日2〜3回はキャッチでき順調にいっていました。でもしばらくすると、おまるやトイレを反り返って嫌がるようになってしまいました。

ホーローおまる:冬は冷たくなるのでフリースのカバーをつけている

 

Q.おまるやトイレを嫌がるようになってしまった。それからどうしましたか。

無理にはさせようとしなかったけれど、少なくとも1ヶ月に2〜3回はトイレに連れて行っていました。捧げると嫌がるので「ここでおしっこをするんだよ」と教える程度にしていました。

そんな状態がずっと続いて、ようやく1歳半くらいから自然とおまるを嫌がらなくなりました。部屋の隅っこにずっと置いてあったから息子の中で『愛着のあるもの』になってきたのかもしれません。全く使ってなかったのでホコリかぶってましたが(笑)

また、その頃、事前にお股をポンポンたたくベビーサインが2週間くらい出たことがありました。

 

Q.最近はいかがですか。

最近は「座ってみる?」と気楽な感じでトイレやおまるに誘っています。出たり出なかったりですが、離乳食が進んでうんちの状態が変わったのか、きばるようになったので、うんちはだんだんわかるようになってきました。

ベビーサインはどうやら出た瞬間に出しているようです。でも紙おむつの時はうんちの時とおしっこが溜まりまくったときしか出ません。

もう少しあたたかくなってきたらすっぽんぽんの時間を延ばして、おむつはずしも積極的にしていきたいと思っています。おっぱいの卒業の時期は本人の自立には関係がないけど、おむつはずれは遅れると、思春期など親からの自立が遅れると聞きました。なので親の責任として、おむつはずしに関しては積極的に早くやっていきたい、でもおっぱいはなるべく長くあげたいと思っています。

おむつなし育児仲間の子どものトイレを見せてもらうことも・・・ 「ああやっておしっこするんだよー」

 

Q.紙おむつも併用している天然水さんから見て、布おむつ、紙おむつそれぞれのメリット・デメリットはなんだと思いますか。

布おむつの良いところは、おむつをどんどん替えてもお金がかからないということ。「濡れてると気持ち悪い、そして新しいものに替えてもらってスッキリ」という皮膚感覚は本人にとっていい刺激だと思うし、育児を紙のときより頑張ってる気になれます。

あと、どうやったら洗濯などの手間を省きラクにできるか?よりエコな方法は?さらなる経費削減方法は?など考えるのが楽しいです。これは紙だけだと味わえないですよね。

またこちらが排泄を常に気にしているので、おむつはずれが早いかもという期待もあります。そして、男の子だけどこっそり自分好みの可愛い柄のカバーにしちゃうと育児のテンションが上がります

デメリットは外出時、荷物が多くなること。また、これは良いところと表裏一体ですが、頻繁に替えないといけないということ、本人の様子を紙のときより注意して見ていなければいけないことです。

紙おむつの良いところは荷物にならないこと。長い時間替えなくても大丈夫だから、本人にあまり注意をはらわずに済むこと。

デメリットは可愛い柄がないということ、排泄のことを放置してしまうことです。

1回脱がせたものをもう一度履かせるのは抵抗があるので、紙おむつだとおむつなし育児がやりにくいというのもデメリットです。

あと、紙だともったいないので長時間替えないことが多いのですが、そうすると布おむつのときと比べて手抜き育児をしている罪悪感がありますね(笑)

イチローくん(1歳0ヶ月) 「この頃から可愛いおむつカバーを購入して、布おむつ生活・裸育児のテンションを上げていました。 パンツタイプのおむつカバーは横にホックがついており、外ベルトタイプのようにも着脱できるし うんちのときは立たせたまま横ホックをとって脱がせればラクチンです

 

Q.布おむつを続けた理由はなんですか。

続けている理由は楽しいから。それに尽きます。布おむつもおむつなし育児も子どもとのコミュニケーションです。いつでも紙おむつに戻れますし。そして、ゆるゆるだから続けられてるのかなと思っています。今でも紙おむつは結構使っています。外出のときや夜は紙おむつにしたいから、私はオール布おむつ生活は難しいんです。

 

Q.布おむつ、おむつなし育児に興味のある人に向けて一言お願いします。

私みたいなゆるゆるな布おむつ、おむつなし育児をしている人もいます。

初期費用が気になるなら100均のおまるでもいいし、おまるを買うほどでもないと思うならトイレに連れいていくだけでもいいんです。お古に抵抗がなかったらバザーとかも利用するといいと思います。

私のように可愛いホーローおまるや自分好みの柄のおむつカバーを選ぶなど、まずは形から入るってのも手だと思います。

そして大切なことは、相談したり情報交換ができる、布おむつやおむつなし育児仲間を作ること。同じような価値観の仲間がいると心強いですよ。

是非、気軽に一緒に楽しい布おむつ・おむつなし育児ライフを過ごしましょう!

2013/ 2/16 16:39

「月経血コントロールやおむつなし育児を実践するのに参考にした書籍です。 経験者の集まる会にも積極的に参加しました。 トレパン、おむつカバー、自作『股われズボン』はバザーで格安で ゲットしたズボンの股の部分をはさみで切っただけ。布ナプキン。 他にも自分好みのおむつカバーや布ナプキンをちょっとずつ集めています」


Q.ありがとうございました!!

取材日時2013年2月