排泄にまつわることは汚いもの、嫌なもの、避けたいもの、そう思っていたけど、布おむつやおむつなし育児をしたことで『なんだか楽しくなっちゃうプラスの要素』に変わりました

SKMさん&男の子(4歳)女の子(1歳4ヶ月)★メールインタビュー★

今回インタビューに登場いただくのは、2人の子どもをおむつなし育児と布おむつで育てた(育てている)SKMさんです。遠方のため、メールにてインタビューにお答えいただきました。「ウンウン」とうなづきながら読みました。読んでいる途中、目頭が熱くなってきました・・・。

「排泄にまつわることは汚いもの、嫌なもの、避けたいもの」と無意識に刷り込まれている人がほとんどで、ご自身もそうだったといSKMさん。でも布おむつやおむつなし育児をしたことで『なんだか楽しくなっちゃうプラスの要素』に変わって、そんな風に捉えられるってとっても素敵なこと、と感じるようになったということです。

おむつなし育児の楽しさ、すばらしさを多くのママに伝えたい、自分の子だけでなく、たくさんの赤ちゃんに気持ち良い排泄をさせてあげたいと考えるようになり、先日おむつなし育児アドバイザー養成講座を受講し、資格を取得されたそうです。

わたしも同じ気持ちでこのインタビューサイトを運営しているので、人それぞれ、いろいろな方法で布おむつやおむつなし育児の楽しさを伝えたくなっちゃうんだな!と感じました。

※メールにてインタビューさせいたいだきました!そのままの表現がとても良いと思うため、文章・表現などはほとんど原文のままです。

Q.自己紹介をお願いします。

SKMです。子どもは2人。兄さんは4歳、ムスメは1歳4ヶ月になりました。

 

Q.布おむつ・おむつなし育児をすることになったきっかけを教えてください。

母が私を布おむつで育て、それが結構楽しかったのか自慢だったのか、息子を身ごもってから「布はいいよ〜」とよくおすすめされました。  そんなに言うならやってみるかーとネットで調べ始めたら、布おむつの良さとおむつなし育児の良さを知り、ぜひやろうと思いが強くなりました。

その母ですが、実は病気のため息子二ヶ月のとき亡くなってます。

母は縫い物が好きで服などよくつくってくれており、遺品に布や糸もたくさんありました。でも私は全然したことがなくて。でも布おむつの追加は「自分で縫おう」と決め、遺してくれた糸で縫いました。ガッタガタのひどい縫い目ですが、そのとき作ったおむつはもちろんまだまだ使ってます。 それがきっかけで、下手くそながらいまは簡単な子供服を作るのが好きになり、おむつ以外の『布』も、やはり身近です。

闘病中、だいぶ病が進んで苦しくなっても、トイレだけは意識がなくなるぎりぎりまで自力で行こうとしていました。その姿を見ていて、生きる上で排泄がどれだけ重要な位置付けかをまず学んだ気がします。

また、私自身は一人っ子なのですが、年下のいとこが生まれたばかりのときに布おむつを使っていたのをよく覚えていて、やわらかそうなカバーをていねいにあてていた叔母の様子も記憶にありました。そのおむつをあてる様子が、一番身近だった“生まれたての赤ちゃんのお世話シーン”だったなぁ…と、次第に記憶が鮮明に蘇ってきました。ですので、布が特別なこととはさほど思いませんでした。

あと、私基本的にケチなんです(笑)。なので、おむつ代を節約できればいいなぁと単純に考えていたことありますし、義母に布おむつを使うことを話したら「無理だと思う」とはっきり言われたのも、使い続けようと思ったきっかけの1つですかね(笑)とにかく意気込んでいました。

 

Q.実際に布おむつを使ってみての感想を教えてください。

布おむつは始め、まじめにやろうとすると、ちょっと疲れました

「あーカバーまで漏れちゃった!着替えなきゃ!拭かなくちゃ!」と「○○しなきゃ!」という気持ちが芽生えて、はじめはちょっと楽しくなかったです。これはたぶん、もともとの性格もあるかと思います。

でも1日2日と経つうちに、自分自身が次第におおらかになっていく気がしました。主人が育休をとってくれ産後から自宅で育児をしておりました。はじめての子どもなので、すべてが手探り状態。おむつだけに限ったことではなく、お世話や、親子の暮らしそのものが、ああしてみよう、こうしてみようの積み重ねでした。深呼吸しながら、すべてにおいて気持ちを楽にしながら暮らすことを学んでいきました。悪く言えば、手抜きかな(笑)

その中で次第に布おむつ生活もコツをつかんで軌道にのって、どっぷり楽しくなっていきました。

↑ハンドメイドのおむつカバー。これも布おむつ育児の醍醐味です☆

Q.コツとは例えばどのようなことでしょうか?布おむつにおける手抜き方法と言いますか(笑)

そうですね。単純におむつの扱い方取り換え方に慣れてきたことと、洗うことにも慣れてきたことでしょうか。そうそう、最初“おむつのシミがお日様で白くなる”って誇大表現だろーと思っていましたが本当で、びっくりしたものです。青空に向けておむつを干すと、気持ちも晴れ晴れしますね。(下のムスメは冬生まれで&さらに楽をしたためガンガン部屋干しでしたが(笑))

あとおむつをはじめ衣類を“煮洗い”するという術があることを知ったのもこの頃です。昔ながらの知恵のありがたさを知りました。

 

Q.おむつなし育児についてはいかがですか。

おむつなし育児は、兄さんは4ヶ月のときから、ムスメは生後8日目からしています。兄さんとも十分楽しめましたが、生まれたてに近いときに始めた方が、より良いなと実感しました

2ヶ月頃には、もう「これから出ますよー」とムズムズ、バタバタしてちゃんと教えます。寝返りしたり、動くのが楽しくなるとこういう予告は一度なくなることがほとんどかと思うので、「こんなちっこい赤ちゃんが教えてくれるの!うちの子天才!」という親バカ期間が長く持てるのです(笑)

下の娘は9ヶ月のとき肺炎などで2度入院しました。看護師さんの許可をいただき、ホーローおまるを持ち込み、排泄はおまる中心でした。また熱がある子をおまるに捧げることの賛否両論はあるかと思いますが、母の様子を見ていたので、私はお尻を汚さない術があるならそのほうが良いと考え、新生児のころのように授乳の姿勢でおまるをあて、娘は嫌がりもせず、いつも通り排泄していました。

病院では紙おむつを使い、抗生物質服用で下痢が続きましたが、おまるを使うことでおしりは荒れずに過ごせました。交代で回診に来られる医師に毎回「塗り薬いらない?」と聞かれたので、普通はただれてしまうのかな、と思いました。痛くなって薬を塗るより、それを防げたほうがきっと良いなと。 この入院経は大きな転機でした。

 

Q.「転機」というのはどのようなことでしょうか?

布おむつやおむつなし育児、良さがいろいろ謳われていて、兄さんでも実際それは感じていました。ムスメにも実践し、さらにその良さを日々かみしめていました。やっていくうちにだんだんと排泄を介助することの重要性を感じるようになってきたのですが、それをよりはっきりと意識し、自分の子だけでなく、たくさんの赤ちゃんに気持ち良い排泄をさせてあげたいな…と考えるようになってきたきっかけのひとつです。

そんな気持ちの高まりから、先日おむつなし育児アドバイザー養成講座を受講しました。今までの経験やいろいろと調べてきた知識がスルスルとつながり、本当に嬉しくなりました。ムスメもおむつの身近な生活の終わりが少しずつ見えてきた今、布おむつやおむつなし育児の良さを経験した1人の母ちゃんとして、その良さを伝えていきたいなと、まだまだ漠然とですが思っている今日このごろです。

 

Q.布おむつ・おむつなし育児をしていてよかったと思うことを教えてください。

もう数え切れないくらいありますが、

◆布おむつでよかったこと

・コストを気にせず、濡れたらバンバン替えられること。気持ち悪いよね、すぐ替えようね、とケチくさくなくそれができる。市販のおしりふきもほとんど使わないので、やはり経済的。

・おむつのストックを気にしなくて良いこと(紙おむつも使うが、切らしても別に困らない)

・洗濯が楽しくなったこと(たくさんのおむつ。下洗いのとき、干すとき、たたむとき、しまうとき、子どものことを母としてあれこれ考える、とても好きな時間)

・背中からのうんち漏れがほとんどない(カバーのギャザーがしっかりしているからだと思う。紙おむつは寝かせた途端にべちゃ…とかよくあった)

・年配の人に褒められることがある(そのために使っているわけではないが、褒められれば素直にうれしい)

 

◆おむつなし育児をしていてよかったこと

わが子と“つながってる”感!これすっごく強い。

・二人目こそ、おむつなし育児をしてきて本当によかった。ともすると上の子優先でねんねのうちは泣いてなきゃ放置…になりがちだが、排泄を通じて向き合い続けられているのは実感できる

・排泄すると、すごーくイイ顔。ふぅ、すっきりよ。とでも言いたげな。それが本当にかわいい。

慣れると、洗濯ラク、うんちの処理ラク、お尻拭くのもラク、で、ほんとに全然大変さを感じず子育てを楽しめる。ねんね時代のムスメは特に、すっきりするから全くグズグズしないし、昼も夜も授乳しておまるしてコテンと寝るし、まぁなんてラクなんでしょうか、と。こちらも余力があるので、その分カワイイ写真をたくさん撮ってみたりして!

・排泄のリズムをわかろうとするし、整うのも早いので、やはり比較するとおむつはずれがスムーズなのではないかと思う。

まだまだある気がします。もはや布もおむつなしも、趣味です

Q.逆に大変だなと思うことを教えてください。

出かけるとき、荷物が増えることですかね。 私はマイカーでの外出が多いので車に置けるから問題ないですが、公共交通機関での外出が中心の人は、大変かと思います。でも、おむつ以外で排泄させる習慣がついていると、おむつを濡らさずに帰ってくることもしばしばですので、さほど替えのおむつの枚数もいらなかったりします。

そして、周りのママさんから物珍しがられ、時には変な目で見られることがあります。潔癖っぽい人ほどその傾向は強いかなと思います。確かに、排泄物のついたものを手で洗ったりするわけですので、理解できない気持ちもわかる気がしますが、私はそこまでキレイ好きでないので問題ないです(笑)たぶんズボラな方が続くんですね、布おむつは。

また、紙おむつが当たり前の世の中で、布おむつの話ができるママ友さんがごく限られているのが辛いというか歯がゆいです。

兄さんが赤ちゃんのころ、布の良さをわかりあえるママ友さんが欲しくてやきもきしていました。しかし娘を出産し、インスタを始めてみたら「あっこんなに布やおむつなしを楽しんでいる人がいるんだ!」とわかり、情報も仕入れやすく、便利なツールとして活用しています。でもやっぱり、リアルではなかなか共感できるママ友さんは周りにいなく、ちょっと寂しいです。

 

Q.工夫していたことなどあれば教えてください。

外出時は常に、きれいな布おむつを余分に積んでいます。何かあればタオル替わりになるので、安心感は抜群です。チャイルドシートの汗取りなんかにしていることもあります。兄さんもまだ4歳でいろいろ汚しがちなお年頃なので「なんかこぼしたー汚したー」などなど、いざというときにとても便利に使えます。おむつ替えシートとして出先のおむつ交換台に敷いたりもできますし、布おむつ様様です!

あとおむつの運搬用にと、布おむつを使い始めて調理用のボウルが活躍しています。何の変哲もない使い古しのボウルでしたが、おまるとセットで育児必需品となり、はや4年となります。布おしりふきなどなどをまとめて、つけおき用のバケツまで運んだりするときに使っています。工夫とは言えないレベルかもしれませんがそれくらい、特別なことは全然していないなぁ…と思い返すとガッカリします(笑)

 

Q.ボウルは、たとえば枕元やリビングなどにおいておいて、使ったおむつなどがたまったら運ぶ、みたいな感じですか?

はい、寝ているそばに置いておき、おむつを替える度に脱衣場に置いた浸け置き用バケツに運ぶのに使っていました。それだけです。

あと工夫とは少し違うかもしれませんが、何枚か決めて家にいるときの母乳パッド代わりにしていました。市販のパッドだととても蒸れて不快でかゆくもなってしまうので未だに重宝しています(布製母乳パッドもありますが、輪おむつたたんで使ったほうが断然乾きやすいので…)肌に触れるものは、やっぱり布の方が気持ち良いと思います。おむつと一緒ですよね。

Q.あなたにとって布おむつ・おむつなし育児とはなんですか。

『排泄にまつわること』は「汚いもの、嫌なもの、避けたいものである」と無意識に刷り込まれている人がほとんどで、そのまま親になります。私もそうでした。それが不思議と、布おむつを使ったりおむつなし育児をしていると『なんだか楽しくなっちゃうプラスの要素』に変身するんです。そんな風に捉えられるってとっても素敵なことだなと。

また、排泄は食事と違い、成長してからトイレに同行することなんてほぼなく、子どもが小さいからこその一緒に向き合える材料かと思います。だから、育児の今が楽しくなる、大きなきっかけではないかと思います。

もっと世の中に布おむつ、特におむつなし育児が当たり前に広がったら、育児ノイローゼなんてなくなるんじゃないかとわりと本気で思います。

絶対取り入れなければいけないものではないけど、育児の中でこんなに楽しめることなんですよと、街宣カーかなんかで言いたい(笑)助産師でも保健士でも保育士でもないイチ母ちゃんですが、周りのお母さんやこれからお母さんになりたい人に、良さを語りたくてうずうずしています。

赤ちゃん時代に排泄に寄り添っていた記憶は、子供たちにはおそらく残りません。でもこの時期を楽しんだこと自体が、親子で一緒に育んだ大切な財産となるはず、と母は勝手に思っている今日この頃です。

Q.布おむつ・おむつなし育児に興味のある人、やってみようかなと思っている人に向けて一言お願いします。

やれるかな?できるかな?どうしようかな?と悩んでいるならば、自分が物言えぬ赤ちゃんだったら、どうしてほしいかな?と考えてみてはどうでしょうか。

兄さんの出産時、破水で車のシートを汚しては大変…と、陣痛がきたとき大人用の介護おむつを穿いて産院へ行きました。でも、もうなんというか、とにかく不快で。がっさがさで。乾いているはずなのに、空気は蒸れるというか、全然気持ち良いものではなかったのです。あーこれが、紙おむつというやつなのか…と、痛むお腹を抱えて衝撃を受けました。百聞は一見に如かずということで、ぜひ、実験的に、穿いてみるのをおすすめします(笑)

そして「今トイレ行きたい!」と思うのに「そこで寝たままして。出たら下着替えるから」とか言われたらどうでしょう!おいちょっと待て、尻が気持ち悪いんじゃー!と怒りたくなるかと思います。赤ちゃんも大人と同じ人間。大人が少し工夫して“排泄物をお尻に付けない”お手伝いをしてあげるほうが、絶対気持ち良いと思うんです。

でも、暮らしの中でどうしても紙おむつに頼りたいときはある。そんなときはぜひうまく頼りながら“ワタシ流”のやり方を見つけて、親子のスキンシップを楽しんでほしいなと思います。

Q.ありがとうございました!

メールインタビュー 2017年6月

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